プレスリリース

PRESS RELEASE

ソラコム、小売業のAI・クラウド型カメラ活用に関する実態調査を実施

防犯以外の用途でも進むカメラ活用。店舗管理者が期待する店舗巡回の効率化、混雑度の把握、在庫の可視化における効果

株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、小売業のAI・クラウド型カメラ活用に関する実態調査を発表しました。

ソラコム:小売業のAI・クラウド型カメラ活用に関する実態調査

労働人口が減少する中、小売業においてもオペレーションの効率化、顧客が利用しやすい売り場作り、経営者視点からの利益率向上やサスティナビリティに向けた取り組みなど、業務改革が進んでいます。

中でも、カメラは防犯用途で早くから導入されたツールです。デジタル活用の場面では、カメラは人の目に代わり、遠く離れた場所の状況を把握する手段としても改めて注目されています。

ソラコムでは、5店舗以上を展開する小売業の管理者、現場担当者241名に対し店舗用カメラ(防犯カメラ、AI・クラウド型カメラ)に関する実態調査を実施しました。

調査結果のハイライト

  1. 防犯カメラの設置割合は約6割。店舗数が多いほど設置率が高い傾向に
  2. 防犯カメラの設置目的は防犯用途だが、管理者は防犯以外の目的への意識も高い
  3. AI・クラウド型カメラの導入は1割にとどまるも店舗数が多いほど導入率が高い。効果は「トラブル対応の円滑化」「店舗巡回時の移動削減」「混雑度の把握」「在庫の可視化」など多岐にわたる
  4. AIに期待することは「防犯・セキュリティの向上」や「管理の効率化」、予測/シミュレーションなどの「分析」

1. 防犯カメラの設置割合は約6割。店舗数が多いほど設置率が高い傾向に

店舗における防犯カメラの設置状況については、「設置している」「設置しているが、機器が古く更新予定」と回答した方は合計で57.7%でした。店舗数別のクロス集計結果を見ると、5店舗~10店舗未満が4割未満であるのに対し、100店舗以上となると6割を超えます。

2. 防犯カメラを設置の目的は防犯用途だが、管理者は防犯以外の目的への意識も高い

防犯カメラの設置目的のトップ3は、万引き・内引き対策、接客時のトラブル対応や証跡確保、不法侵入などのセキュリティといった防犯を主とした用途です。しかし、立場別のクロス集計結果を見ると、管理者は、スタッフの接客指導や商品棚の在庫・陳列状況の確認、複数店舗の管理といった業務にもカメラを活用したいと考えていることがわかりました。


3. AI・クラウド型カメラの導入は1割にとどまるも店舗数が多いほど導入率が高い。効果は「トラブル対応の円滑化」「店舗巡回時の移動削減」「混雑度の把握」「在庫の可視化」など多岐にわたる

AI・クラウド型カメラは、従来の防犯カメラに比べ、設置の手間・コストが少なく、スマートフォンやパソコンから閲覧設定も簡単です。「導入済み」と回答した方は全体の1割程度にとどまるも、店舗数が多いほど導入率が高まる傾向があります。また、4割が「店舗でのトラブル時に円滑に対応できるようになった」と回答したほか、店舗巡回時の移動時間・手間の削減、人流分析による混雑度の把握、人員計画やシフトの最適化、在庫補充など、多岐にわたる業務で導入効果があったと回答しました。

4. AIに期待することは「防犯・セキュリティの向上」や「管理の効率化」、予測・シミュレーションなどの「分析」

回答者全員に、AIによるデータ分析に期待することについて聞いたところ、「防犯・セキュリティの向上」29.0%、「売り場管理の効率化」22.4%、「在庫管理の効率化」16.6%、「分析(予測/シミュレーション)」16.6%といった回答が上位にランクインしました。

まとめ:見回り・点検業務における、IoT活用のメリット

既に直面している労働力不足も相まって小売業の現場には多くの課題がありますが、実はAI・クラウド型カメラで解決できることも少なくありません。AIは大量のデータを高速かつ正確に処理し、パターンやトレンドを発見する力があるため、分析を最も期待しているという声が多くみられました。具体的には、売り場の商品棚や混雑度、在庫の可視化、円滑なトラブル対応、店舗巡回の効率化、必要なスタッフ数の可視化での活用が期待されています。

今回の調査では、AI・クラウド型カメラは、コストが高そう、導入に時間や手間がかかりそうという回答がありました。「ソラカメ」は、設置の容易なWi-Fiカメラでクラウド録画を利用できるカメラサービスです。電源とWi-Fiがあれば、専用のスマートフォンアプリを使い3分程度で初期設定は完了し、カメラのライブ映像や録画の閲覧を始めることができます。そのリーズナブルな費用と設置の手軽さから、スーパーマーケットやガソリンスタンド、ドラッグストアなどの小売店舗で、離れた場所から現場を確認できる手段として導入が増えています。

ソラコムでは本調査の詳細をホワイトペーパーとしてご提供しています。詳細をご覧になりたい方は、以下よりご登録下さい。

https://soracom.jp/dl-retail_aicamera_survey/

※ 本調査結果を引用する際は、出典を明示して下さい。

調査概要

調査対象:事前の調査で、5店舗以上を展開する小売業に従事していると回答した、20代~50代の会社員、パート・アルバイト、学生、自営業、自由業
調査期間:2023年10月13日(金)~10月15日(日)
調査方法:インターネットリサーチ
回答者数:241名

ソラコムクラウドカメラサービス「ソラカメ」

「ソラカメ」は、Wi-Fi 経由でカメラの映像をクラウドに常時録画できるカメラサービスです。

ソラコムクラウド化メラーサービス「ソラカメ」

ソラカメ対応カメラ

ATOM Cam 2 3,980円/1台
ATOM Cam Swing 5,680円/1台

ソラカメ対応カメラ

ご利用料金

クラウド常時録画ライセンス
クラウドモーション検知”無制限”録画ライセンス

(7日間) 月額990円
(14日間) 月額1,650円
(30日間)月額2,160円

※金額表示はいずれも税込です。
※ライセンス種別はどちらでも同様の料金です。

<本ニュースに関するお問い合わせ>
株式会社ソラコム 広報 田渕
pr@soracom.jp

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