プレスリリース

PRESS RELEASE

SORACOM を用いた閉域接続がより安価に実現 お客様専用ゲートウェイ VPG 関連利用料金を値下げ モバイル通信を使ったネットワークセキュリティ強化がより手軽に

株式会社ソラコムは、SORACOM Air とお客様のシステムをセキュアにつなぐ、お客様個別の専用ゲートウェイ VPG(Virtual Private Gateway)を、さらに使いやすくご提供するための料金改定を発表します。

SORACOM では VPG をご利用いただくことで、お客様の端末とお客様のシステムを閉域網でつなぎネットワークセキュリティを強化するサービス「SORACOM Canal」「SORACOM Direct」「SORACOM Door」や、IP 指定でのサーバーとデバイス、デバイス同士のアクセスを可能にするサービス「SORACOM Gate」がご利用いただけます。

昨今、いよいよ IoT デバイスや専用タブレットなどと社内システムの連携が密接になっていく中で、インターネットからアクセスできない閉域で接続したいというお問い合わせが増えてきています。

これらのご要望増加を受け、ソラコムではよりIoTシステムにおける閉域網を使いやすく気軽にお使いいただけるよう、VPG の利用料金の改定を行います。

これまで VPG に含まれる SIM 毎に発生していた「SORACOM Air VPG 利用オプション(5円/日)」が無料になります。

また、AWS 上のシステムとつなぐ際に必要となる VPG Type-CのVPC ピア接続利用料金、AWS 以外のクラウドやデータセンターとつなぐ際に必要となる VPG Type-D の VPN 利用料、Virtual Interface 利用料は、1接続分が無料になります。(VPG基本料金に含まれます)

さらに、VPG を利用の場合、VPG に所属した SIM のセルラー通信経由で実行される「SORACOM Beam(データ転送)」「SORACOM Funnel(クラウドアダプタ)」「SORACOM Funk(クラウドファンクション)」のアプリケーションサービス料金、また従来は SIM ごとに必要となっていたカスタム DNS 機能および CHAP 認証機能が無料となります。今回の料金改訂により、月々の運用コストの大幅削減が実現します。

例えば1000個のデバイスをそれぞれに SORACOM Air SIM でつなぎ、1台の AWS 上のサーバーと VPG を用いて1ヶ月接続する場合に必要な運用コストは、新料金体系では36,000円/月となります。*)

ソラコムは引き続き、テクノロジー・イノベーションと継続的な運用効率化を通じて、お客様に使いやすく SORACOM プラットフォームを提供し、利用事例拡大に貢献していきます。

*) 1ヶ月=30日とした場合

VPG 新料金体系 詳細

1.適用開始日

2019年8月1日 AM0:00(GMT)より提供開始します。

※JST 日本標準時では、8月1日(木)AM 9:00より提供開始

 2. 新料金

VPGに接続される回線数に応じたシンプルな時間課金

初期費用 : VPG Type-C: 980円, VPG Type-D: 9,800円(VPG 利用開始時)

Small : 1000回線まで収容

VPG Type-C 50円/時間
VPG Type-D 300円/時間

Medium : 3000回線まで収容

VPG Type-C 100円/時間
VPG Type-D 600円/時間

Large : 10000回線まで収容

VPG Type-C 300円/時間
VPG Type-D 1800円/時間

上記課金に、以下の費用が含まれます

  • VPC ピアリング/VPN接続/ Virtual Interface 利用 1接続分
  • 2ピア目以降は1時間あたり 10 円
  • VPG 経由の SORACOM Air for セルラーからの SORACOM Beam/Funnel/Funk のサービス利用料(各サイズに応じて秒間あたりのリクエスト上限あり)
  • カスタム DNS 利用料 (従来は1回線あたり3円/日)
  • CHAP 認証機能利用料 (従来は1回線あたり3円/日)
  • SIM ごとのVPG利用料(従来は1回線あたり5円/日)
  • 上記以上の回線数をご利用の場合は別途お問い合わせください

※ 料金は全て税別です

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